業務会話のFIX(フィックス)について

このエントリーをはてなブックマークに追加

我々、IT業界だけではないと思いますが、業務会話でよく耳にする業界用語(業界隠語?)があります。

例えば、こんな感じです。

(作業者 Kくん)
「この作業Aは、12月20日までに終わらせればいいですか?」

(リーダ Wさん)
「いやいや、次に連携実施する作業Bを、12月15日に始めたいから、12月14日までにフィックスして欲しい」

 

この会話を聞いて、大体の人は「フィックス=FIX=固定(確定)」と用語解釈し、「あ~、その日まで完結させるってことか。」と理解することになっているようです。

ちなみに、私は社会人3年目の時に、某大手IT企業のI社の方と仕事をした際に、「このプロジェクトの設計作業は、xx月xx日までにフィックスして欲しい」と言われたことが最初でした。その時に、上述の要領で「その日までに完了しろってことか。」と自己解釈していた記憶があります。

 

そして、当社の若手社員も、先頃にこの洗礼をうけました。

で、この若手社員が理解しているか気になり、「さっき、言われていたフィックスの意味を理解しているか?」と聞いたところ・・・

案の定、うまく伝わっていませんでした。

その若手の答えは・・・「わかってますよ。 修正するってことですよね。 その日までに、この設計書を修正するってことですよね。」でした。

しかし、この若手の言い分は間違っていないのです。「フィックス=FIX=修正する(修復する)」という意味解釈ができるからです。

 

私見になりますが、シビアな意思疎通が要求される業務会話で「カタカナ言葉」を混ぜる必要があるのかと、常々考えてしまいます。

上述の、リーダのWさんも、「いやいや、次に連携実施する作業Bを、12月15日に始めたいから、12月14日までに終了して欲しい」といえば、万人に伝わる言葉になるはずなのに・・・

皆様は、どのように思われますか?(苦笑)

 

<業界隠語の余談話>

先日、久々にレンタルDVDを借りてきました。

そして「人類資金」という映画を見ました。

この映画の中で、オダギリジョー氏が演じる「元証券会社社員のファンド会社社員(以降、A氏)」を、佐藤浩一氏が演じる「詐欺師(以降、B氏)」が騙そうとするシーンがあります。

(A氏)
「Bさんは、昔 証券会社の人だと聞きました。凄いやり手だったんでしょうね。僕なんか、往復ビンタばかりでしたよ。」

(B氏)
「そうか、そりゃスパルタの上司で大変だったね。往復ビンタまでする必要ないのに・・」

そして、この会話のある隠語がきっかけでA氏は、B氏が詐欺師でないかと疑うことになるのです。

この「往復ビンタ」が、証券取引に使われる隠語になります。

その意味は・・・
相場が大きく動いたため保持ポジションを損切りし、逆のポジションを注文したが、さらに相場が逆に大きく動いたため2重に損をしてしまうこと。

つまり、行くときも損して、帰るときも損をする。 これは、痛いですね。